痴漢(迷惑防止条例違反)事件において略式にて罰金10万円まで減刑した事例

会社で昇進をしたばかりのDさんは、新しい業務・責任へのプレッシャーから逃れたいという思いで、電車などの公共の場所で女性の臀部を触るということを繰り返していました。そんな中で現行犯逮捕されてしまいました。Dさんの奥様から依頼で接見を開始しました。奥様も離婚は少し考えられたようですが、今までの夫・父親として良い関係であったことや、プレッシャー・ストレスについては理解しているので、今後このような無いことを前提に、事件解決への協力をしてくれました。残念ながら示談交渉はそもそもできませんでした。性被害者との示談交渉はとても難しいもので、「関わりたくない」「被害者の恐怖は金銭評価などできない」等とおっしゃるケースが多いです。その場合は、反省文の作成や必要に応じて性犯罪の再犯を防ぐためのプログラムを受講いただくことで検察への再犯を防止するアピールをしました。その結果、罰金10万円で済みました。前科はついてしまいますが、今後何等の犯罪も行わなければ問題ありません。その後は夫婦で仲良く暮らされているそうです。

痴漢(迷惑防止条例違反)事件において略式にて罰金10万円まで減刑した事例

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