廃掃法違反で逮捕のち、罰金10万円まで減刑した事例

1人暮らしのEさんはご年配の方で、いつもしていたように家の外で焚火をしてゴミを燃やしていました。それが廃棄物の焼却にあたり、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反(廃掃法違反)として、家宅捜索を受けました。在宅での捜査となりましたが、刑務所に行くことは本当に避けたい、そして弁護士に守ってもらって幾分かでも安心したいという思いで来所されました。ご依頼を受け、反省文の提出、そして法律を知りえなかったことから軽い気持ちで昔していた通りに焚火をしてしまったことを述べ、これがいけないことであるということを改めて認識頂いたことを検察官へアピールしました。結果として略式起訴による罰金10万円に減刑できました。

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痴漢(迷惑防止条例違反)事件において略式にて罰金10万円まで減刑した事例

会社で昇進をしたばかりのDさんは、新しい業務・責任へのプレッシャーから逃れたいという思いで、電車などの公共の場所で女性の臀部を触るということを繰り返していました。そんな中で現行犯逮捕されてしまいました。Dさんの奥様から依頼で接見を開始しました。奥様も離婚は少し考えられたようですが、今までの夫・父親として良い関係であったことや、プレッシャー・ストレスについては理解しているので、今後このような無いことを前提に、事件解決への協力をしてくれました。残念ながら示談交渉はそもそもできませんでした。性被害者との示談交渉はとても難しいもので、「関わりたくない」「被害者の恐怖は金銭評価などできない」等とおっしゃるケースが多いです。その場合は、反省文の作成や必要に応じて性犯罪の再犯を防ぐためのプログラムを受講いただくことで検察への再犯を防止するアピールをしました。その結果、罰金10万円で済みました。前科はついてしまいますが、今後何等の犯罪も行わなければ問題ありません。その後は夫婦で仲良く暮らされているそうです。

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覚せい剤使用事件において、執行猶予を獲得した事例

Cさんは付き合っていた男性から、覚せい剤を進められ、最初は断ったものの、その男性が「覚せい剤をしてもすぐにやめられるし、ばれないから大丈夫」と言われ、使用してしまいました。数度経験した後、街を歩いていた時に男性が職務質問にあい、逮捕。その結果、付き合っていたCさんにも捜査が及び、Cさんも逮捕されました。 Cさんのご家族からの依頼で、Cさんの弁護活動を開始しました。覚せい剤使用事件は被害者のいない犯罪であり、示談交渉の相手方がいません。そこで再犯を防ぐ有効な手段として、ダルク(覚せい剤使用を防ぐための自助グループ)への参加をすることによって、依存症への深い理解を図り、単なる決意だけではなく、システマティックに再犯をしないことを誓約し、それを裁判所に理解いただけるような弁護活動を行いました。また男性と縁を切ることを約束し、覚せい剤へのアクセス自体が難しくなるようにしました。 その結果、執行猶予を獲得し、Cさんは刑務所に入ることなく、覚せい剤に触れない人生を歩むことが出来ました。

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酒酔い運転事故において、会社の悪評が流れることを防ぎ、かつ執行猶予を獲得した事例

親族経営の会社の会長であったBさんは、会社から退いたという安堵もあり、ロードサイドの回転すしでビールを2杯ほど飲んでしまいました。いつもなら運転手を付けるのですが、当日は運転手と連絡がすぐにつかなかったこともあり、家も近いということから運転して帰ろうとしてしまいました。その結果、単独事故を起こしてしまい、逮捕されてしまいました。そのご家族からの依頼で、どうにか会社名の報道を防いでほしい、そしてBさんの可能な限りの減刑をお願いしたいとのことで、すぐに接見に向かいました。接見の後、警察とも掛け合い、なんとか報道を防ぐことができ、早期の示談交渉も締結できました。 その結果、起訴はされたものの、執行猶予を獲得することができました。

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窃盗被疑事件において不起訴を獲得した事例

駅で寝ている被害者のジャケットから財布が零れ落ちたのを見たAさんは出来心でその財布の中身を見たところ、警察がすぐに来て現行犯逮捕をされてしまいました。 逮捕された後、家族に連絡し、そのご家族からの依頼でした。 すぐに接見を実施しました。接見禁止となっていても、弁護人であれば会うことができます。その結果、すぐにお会いし、被害者と早期の示談交渉を開始することができました。示談交渉がうまくいき、また初犯ということ、そして軽い気持ちで窃盗を行ったことについての深い反省が見えたことを検察官にアピールし、不起訴を獲得することができました。

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