覚せい剤使用事件において、執行猶予を獲得した事例

Cさんは付き合っていた男性から、覚せい剤を進められ、最初は断ったものの、その男性が「覚せい剤をしてもすぐにやめられるし、ばれないから大丈夫」と言われ、使用してしまいました。数度経験した後、街を歩いていた時に男性が職務質問にあい、逮捕。その結果、付き合っていたCさんにも捜査が及び、Cさんも逮捕されました。
Cさんのご家族からの依頼で、Cさんの弁護活動を開始しました。覚せい剤使用事件は被害者のいない犯罪であり、示談交渉の相手方がいません。そこで再犯を防ぐ有効な手段として、ダルク(覚せい剤使用を防ぐための自助グループ)への参加をすることによって、依存症への深い理解を図り、単なる決意だけではなく、システマティックに再犯をしないことを誓約し、それを裁判所に理解いただけるような弁護活動を行いました。また男性と縁を切ることを約束し、覚せい剤へのアクセス自体が難しくなるようにしました。
その結果、執行猶予を獲得し、Cさんは刑務所に入ることなく、覚せい剤に触れない人生を歩むことが出来ました。

覚せい剤使用事件において、執行猶予を獲得した事例

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