覚せい剤使用事件において、執行猶予を獲得した事例

Cさんは付き合っていた男性から、覚せい剤を進められ、最初は断ったものの、その男性が「覚せい剤をしてもすぐにやめられるし、ばれないから大丈夫」と言われ、使用してしまいました。数度経験した後、街を歩いていた時に男性が職務質問にあい、逮捕。その結果、付き合っていたCさんにも捜査が及び、Cさんも逮捕されました。 Cさんのご家族からの依頼で、Cさんの弁護活動を開始しました。覚せい剤使用事件は被害者のいない犯罪であり、示談交渉の相手方がいません。そこで再犯を防ぐ有効な手段として、ダルク(覚せい剤使用を防ぐための自助グループ)への参加をすることによって、依存症への深い理解を図り、単なる決意だけではなく、システマティックに再犯をしないことを誓約し、それを裁判所に理解いただけるような弁護活動を行いました。また男性と縁を切ることを約束し、覚せい剤へのアクセス自体が難しくなるようにしました。 その結果、執行猶予を獲得し、Cさんは刑務所に入ることなく、覚せい剤に触れない人生を歩むことが出来ました。

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酒酔い運転事故において、会社の悪評が流れることを防ぎ、かつ執行猶予を獲得した事例

親族経営の会社の会長であったBさんは、会社から退いたという安堵もあり、ロードサイドの回転すしでビールを2杯ほど飲んでしまいました。いつもなら運転手を付けるのですが、当日は運転手と連絡がすぐにつかなかったこともあり、家も近いということから運転して帰ろうとしてしまいました。その結果、単独事故を起こしてしまい、逮捕されてしまいました。そのご家族からの依頼で、どうにか会社名の報道を防いでほしい、そしてBさんの可能な限りの減刑をお願いしたいとのことで、すぐに接見に向かいました。接見の後、警察とも掛け合い、なんとか報道を防ぐことができ、早期の示談交渉も締結できました。 その結果、起訴はされたものの、執行猶予を獲得することができました。

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